業種:アパレル企画・製造・販売

URL:https://tabiousa.com/

課題

サイトの効率性向上やSEOに関する知識・経験が不足していた

施策

  • SEO戦略策定(キーワード戦略立案、カテゴリー再編案の立案、サイト構造課題の抽出と施策立案)
  • 伴走型実装支援
  • 実施施策の効果検証と追加改善提案

結果

  • テクニカルSEOへの対応方法が明確になった
  • サイト構成の整理整頓につながった
  • SEOコンサルティング開始前後の3カ月間を比較し、一般キーワードからの流入が前年同期間比で+24.3%、自然検索からのコンバージョンは+26.8% 改善した

米国市場進出へ、越境ECサイトのSEO対策強化

左より株式会社プリンシプル 安部、佐々木

ーはじめに、タビオの事業内容と米国進出のきっかけをご紹介いただけますか?

竹澤様(タビオ株式会社):タビオ株式会社は1968年に創業者の越智直正によって設立されました。越智は15歳で大阪の靴下屋に丁稚奉公に入り、後に独立してタビオの前身を築きました。

生涯かけて最高の靴下づくりに打ち込むさまを「靴下のサイボーグ」「靴下バカ一代」と自称した越智の理念が根付くタビオは、愚直に靴下を作り続けています。お客様が靴下を履いた時に最も心地よく感じる瞬間を追求し、デザイン、設計、素材をすべて考慮している唯一の会社であると認識しています。日本国内では、全国に店舗も構え、認知度もあり、多くの方に愛用されています。

米国進出は、マーケティングリサーチを行った上で、EC先行型の事業モデルで採用することで決定しました。2017年に越境ECサイトをオープンしました。

ゼロベースで何から手をつければ良いか分からない状態から、Shopifyなどの導入を進め、この1〜2年でようやくビジネスとして形になってきたところです。

プロモーション展開と課題

ー越境ECとして米国市場に初めて参入し、どのようなプロモーションを行ってきたのでしょうか?

竹澤様:最初の段階では、オンラインストアの広告展開に加え、現地で小規模なイベントを地道に開催し、商品を実際に配布して試してもらう取り組みを行ってきました。WeWorkの各拠点を回り、入居者に商品を紹介しました。まずは試してもらい、その品質に満足してリピートにつなげるという方針で展開しました。

ーWebサイトのみで訴求する際、どのような点がユニークなポイントになると考えていますか?

竹澤様:米国では良い商品であることを伝えることができれば、受け入れられると確信しています。現在、米国では市場自体がまだ成熟しておらず、商品の選択肢を絞って展開しています。微妙な違いの商品が多すぎると、選ぶ側にとってストレスになります。だからこそ、ネット上ではしっかりとブランドストーリーを語れる商品を厳選して掲載しています。

マーケティングにおいては、Tabioというブランドに共感し、好きになってもらえるような語り方が重要です。その点を強く意識しています。

ーSEO対策を始める前のWeb施策はどのように感じてましたか?

竹澤様:お願いするマーケティングパートナーは何社か変わっています。最初は知識も経験もゼロの中でお願いして知識・ノウハウは溜まっていきました。サイトで商品のクオリティの良さをきちんとイメージとして伝える努力はしてきましたが、サイトそのものをより効率性の高いものにする部分はおろそかになっていると感じていました。

プリンシプルのSEOコンサルティングの導入

ーSEOコンサルを導入しようと思ったきっかけを教えてください。

竹澤様:オンラインにおいては「集客」が命です。ウェブ上で目立つ存在になる必要があると常に感じていました。 「SEO」という言葉自体は日常的に耳にしていたものの、言葉の定義は知っていても、具体的に何をどうするものかは正直よく分かっていませんでした。

そうした中で、「SEOをテコ入れする」という選択肢があるのであれば、一度試してみる価値があると思ったんです。これまでは、その必要性に迫られる場面がなかったというのもあります。

ー数あるSEOコンサルティング会社の中で、プリンシプルを選ばれた理由はありますか?

竹澤様:SNS運用の支援会社より紹介されたことが大きいです。実は、米国事業を立ち上げた際にも、さまざまなコンサル会社から声をかけていただきましたが、最終的には「実際に一緒にやってみないと分からない」という判断で進めてきました。

Eboost(プリンシプルのアメリカ支社)の方々との会話の中で、「この人たちならビジネス上で信頼に値する」と感じたことも大きかったですね。

SEOの提案についても、知識がない自分でも「こういうことに取り組めばいいんだ」と明確にイメージが持てました。用語は難解な印象もありましたが、実際は理解できる内容で、情報の整理の仕方なども非常に分かりやすく教えていただいた印象があります。

プリンシプルのSEOコンサルティングの感想

ープリンシプルのコンサルティングを受けて、良かったと感じた点はありますか?

竹澤様:SEOに関する知識も経験もゼロの状態だったので、プリンシプル社からの提案は一貫性があり、どれも非常に納得感がありました。論理的で科学的なアプローチが印象的でしたね。

サイトをつぎはぎで構築していたので、どこかできれいに整理しないといけないと、考えていました。SEOコンサルティングを受けることで、サイトの在り方を考えるきっかけになりましたし、これまで手付かずだったサイトの整理整頓ができ、課題が明確になったのは非常に良かったと感じています。

面倒だが、やらなければならないと考えていた作業を自社で一から行うと膨大な時間かかったと思います。

佐々木(株式会社プリンシプル):まさに『商品カテゴリの再編』は、検索ニーズから逆算して行ったものであるため非常に価値があるかと思っています。私たちが入って整理することで、作業の効率化ができたのは良かったと感じています。

ー担当者とのコミュニケーションについて、どう感じていますか?

竹澤様:とても丁寧で細やかな対応をしていただいています。もちろんSEOのプロとして、作業の効率性も意識されているとは思いますが、それ以上に一つひとつ丁寧に対応いただき、抜け漏れが出ないようにきちんと潰していってくれています

また、提案して終わりや、指示書を渡して終わりではないところが良かったです。

安部(株式会社プリンシプル):実装を支援するために、隔週でミーティングを持たせていただいたのがお役に立てているということですね。

上村様(タビオ株式会社):最初にお会いしたときから、靴下というプロダクトに興味を持ってくれて、その“温度感”を持って会話してくれたのがとても印象的でした。Eboostの方々とのやり取りでも、専門性の高さに加え、プロダクトへの共感を感じることができました。こちらの分かりにくい言葉も丁寧に汲み取ってくれて、クイックな対応もしてもらえたのは非常にありがたかったです。

佐々木:SEOは実装のスピード感が重要となりますので、認識の齟齬が無いようにクイックミーティングやクイックコールで密なコミュニケーションを実施させていただけたのは、こちらとしても進めやすかったです。

プリンシプルに期待したいこと

ー今後、プリンシプルに期待していることはありますか?

竹澤様:まだプリンシプル社の強みをすべて理解できているわけではありませんが、これまで関わってくださっているチームの方々とは非常に仕事がしやすく、安心感があります。実際に商品を使ってもらって、同じ温度感で取り組んでくれたことがとても印象に残っています。プリンシプル社の中にはさまざまな専門分野があると思いますが、SEO以外でも私たちの事業にプラスになる領域があれば、ぜひ紹介していただけるとうれしいです。

佐々木:ありがとうございます。弊社はデジタルマーケティングサービスを包括的に提供しておりますので、今後も貴社とワンチームとなって貴社のビジネスに貢献していけるパートナーでありたいと考えています。


インタビュー受け手
タビオ株式会社
竹澤様
上村様

インタビュー聞き手
株式会社プリンシプル 
SEOコンサルタント
安部
佐々木

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