SEOってなんだろう?

「検索エンジンの上位を如何にして獲得するか」というトピックはWebで事業を行う上で外せないものとなっています。それと同時に、「検索上位を取ること」=「SEO」という認識が広がってしまっている事実があるように感じます。
本記事では、具体的な「検索エンジン最適化」のトピックを扱う前に、「そもそもSEOとは何か」ということをテーマにしたいと思います。
(本記事はseo moz様のWhat is SEO?の翻訳記事になります)
さっそくですが「SEOとは何か」という問いに対して、Rand Fishkin 氏の言葉を引用して簡潔にまとめてみたいと思います。
氏曰く、“検索エンジン最適化(SEO)とは検索エンジンでオーガニック検索結果から得られるトラフィックの質と量を向上させる施策である。”
上述の文章の要素を分解し、それぞれを掘り下げると以下のようになります。
トラフィックの質
どのサイトも世界中のあらゆる場所からアクセスされる可能性がありますが、例えば、りんご販売業者であるユーザーに、 Appleコンピュータの見込み客向けのサイトをGoogleが表示したなら、それは「上質な」トラフィックとはいえないのではないでしょうか。そうではなく、実際に提供するコンテンツに本当に興味を持っているユーザーによるトラフィックこそ、サイトオーナーとして、本当に必要な「上質な」トラフィックであるといえるのではないでしょうか。
トラフィックの量
検索エンジンの検索結果ページ(SERP)から適切なユーザーがクリックするようになれば、トラフィックの量は多い方がいいでしょう。
オーガニック検索結果
SERPの広告の割合はかなり多めです。オーガニックトラフィックとは広告リンク経由でのアクセスではない、無料のトラフィックを意味します。

SEOの仕組み

SEOの仕組みについて確認していきます。
ここでは、SEOを、検索エンジン(Search Engine)と最適化(Optimization)の2つに分けて解説をします。

検索エンジン(Search Engine)の仕組み

検索エンジンとは、 検索ボックスに質問を入力すれば(または話しかければ)、GoogleやYahoo!、Bingといった今使っている検索エンジンが、その質問の潜在的な答えを含むウェブページの長いリンクリストを魔法のように返してくれるウェブサイトだと思っていませんか。
まさにそのとおりですが、その魔法のリンクリストの裏側に何があるのか考えてみたことはありますか?
その仕組みはおおよそ以下のように説明することができます。
Google(またはその他の検索エンジン)は、インターネット上のすべてのコンテンツに関する情報を収集できるクローラーをもっています。クローラーはサイトの種々の情報を二進法の0と1という形で検索エンジンに持ち帰り、インデックスを作成します。作成されたインデックスはクエリとサイトの全データを一致させるアルゴリズムに取り込まれます。そして、与えられたデータを元にアルゴリズムがクエリごとの検索結果を生成しています。検索エンジンのアルゴリズムが順位決定に利用する要因は多々ありますが、専門家グループがその重要度によってランク付けした要因を以下に示します。

Googleのランキング要因の主題クラスターの重み付け

(SEO専門家128人を対象に2013年6月に行った調査の回答に基づいています)

Domain-Level Link Authority Features
(e.g. quantity of links to the domain, trust/quality of links to the domain, domain-level PageRank, etc.)
ドメインレベルのリンクオーソリティ特性
(例:ドメインへのリンクの量、ドメインへのリンクの信頼性/質、ドメインレベルのPageRankなど、ドメイン全体でのリンク特性)
Page-Level Link Features
(e.g. PageRank, TrustRank, quantity of link links, anchor text distribution, quality of link sources, etc.)
ページレベルのリンク特性
(例:PageRank、TrustRank、リンクの量、アンカーテキストの分配、リンクソースの質など、各ページでのリンク特性)
Page-Level KW & Content Features
(e.g. TF-IDF, topic-modeling scores on content, content quantity/relevance, etc.)
ページレベルのキーワードとコンテンツ特性
(例:TF-IDF、コンテンツのトピックモデルの値、コンテンツの量/関連性など)
Page-Level, Keyword-Agnostic Features
(e.g. content length, readability, uniqueness, load speed, etc.)
ページレベルのキーワード非依存特性
(例:コンテンツの長さ、読みやすさ、独自性、読み込み速度など)
Domain-Level Brand Features
(e.g. offline usage of brand/domain name, mentions of brand/domain in news/media/press, entity association, etc.)
ドメインレベルのブランド特性
(例:ブランド/ドメイン名のオフライン使用、ニュース/メディア/出版物でのブランド/ドメインの言及数、エンティティ接続など)
User, Usage, & Traffic/Query Data
(e.g. traffic/usage signals from browsers/toolbars/clickstream, quantity/diversity/CTR of queries, etc.)
ユーザ、 使用量、トラフィック/クエリデータ
(例:ブラウザ/ツールバー/クリックストリームからのトラフィック/使用量のシグナル、クエリの量/多様性/クエリのCTRなど)
Social Metrics
(e.g. quantity/quality of tweeted links, Facebook shares, Google +1s, etc.)
ソーシャル評価基準
(例:ツイートされたリンク、Facebookのシェア、Google +1などの量と質など)
Domain Level Keyword Usage
(e.g. exact-match keyword domains, partial-keyword matches, etc.)
ドメインレベルのキーワード使用
(例:完全一致キーワードドメイン、部分一致キーワードなど)
Domain-Level, Keyword-Agnostic Features
(e.g. domain name length, TLD extension, domain HTTP response time, etc.)
ドメインレベルのキーワード非依存特性
(例:ドメイン名の長さ、最上位ドメイン拡張子、ドメインHTTPの応答時間など、クエリに依存しないドメイン自体の特性)

最適化(Optimization)の仕組み

次にSEOのO(最適化)とは、サイト作成者・コンテンツ作成者がそのコンテンツとサイトを検索エンジン向け(クローラー向け)、閲覧ユーザー向けにそれぞれ装飾することで、作成者が見ているものを検索エンジンに理解させ、また検索によってサイトに辿り着いたユーザにそのサイトを気に入ってもらうようにすることです。
最適化にはさまざまな形がありますが、一番の基本としては、タイトルタグとメタ記述に有益な情報を端的にまとめることになります。

SEOを学ぶ

本サイトの以下の各項では、SEOの学習を手助けしていきたいと思います。特定のトピックに関するアドバイスをお求めの場合は、一番合ったトピックをお探しください。

各トピック

・SEOとは
・ドメイン名
・内部リンク
・コンテンツ
・マークアップ
・robots.txt
・リンク関連
・その他の最適化

SEOの進化

検索エンジンのアルゴリズムは頻繁に変化し、その変化に対応するため、SEO対策も進化し続けています。もしだれかのSEOの助言に納得できない場合は、特定のトピックのページを調べてください。
SEOの技術面を知りたい方は、Rand Fishkin氏の短編ビデオなども、合わせてご覧ください。

まとめ

今回の記事は「そもそもSEOとは何ぞや?」という命題の解説でした。
そして、それに対する回答を1つの文章にまとめると、「SEOとは検索順位を上げることではなく、自然検索からの流入を最適化していく施策全般である」となります。
プリンシプルのSEOコンサルティングサービスでは「検索順位を引き上げる」という側面だけにフォーカスするのではなく、マーケティング全体の戦略に基づいて、
どういったユーザー層を獲得したいのか
そのためにはどういったキーワードをターゲットにするのが良いのか
そのために最適な施策はなんなのか
といったマクロな部分から順序立てて施策に取り組んでいます。
ユーザーとサイト運営者にとってWin-Winになるような施策を行っていきます。

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古澤伸一

東京大学在学中の2012年より東証一部上場企業にて自社サイトのWebマーケティングを担当。2015年よりプリンシプル社に参画。

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