SEO


2016.4.22

SEO Moz 翻訳:内部リンク編


本記事では、SEOの内部構造を語るうえで外すことのできない要素である「内部リンク」について解説していきます。(本記事はseo moz様のInternal Linksを翻訳したものです)

内部リンクとは、(ソース上に)リンクが存在するドメインと、同じ(ターゲットとなる)ドメインをポイントするハイパーリンクのことです。簡単にいえば、同じウェブサイトの別のページをポイントするリンクです。

コードサンプル

< a href="http://www.same-domain.com/" title="Keyword Text" > Keyword Text < /a > 

最適なフォーマット
アンカーテキストには、ソースページがターゲットとするトピックか、キーワードを判断できる文言を使用してください。

内部リンクとは?

内部リンクとは、同じウェブサイトの別のページをポイントするリンクです。
一般的にメインナビゲーションで使用されます。

内部リンクを設置するメリットは以下の3つです。

  • ・ユーザーがウェブサイトを回遊できる。
  • ・ウェブサイトにおける情報の階層を構造化するのに役立つ。
  • ・検索エンジンからの評価の受け渡しに役立つ。

SEOの最善手法

内部リンクは、サイトの構造化やリンクの評価(URLも不可欠)の受け渡しに非常に有益です。以下では内部リンクを使った、SEO対策を踏まえたサイトの構造化についてまとめます。

キーワードにもとづいて大量のページをリストするために、検索エンジンはページごとにコンテンツを確認する必要があります。また ウェブサイト上のすべてのページを探せるよう、検索エンジンはクロール可能なリンク構造(ウェブサイトの経路をクローラーが回遊できる構造)にアクセスする必要があります。

しかし、何十万ものサイトが、検索エンジンがアクセスできないようにメインのリンクナビゲーションを隠したり埋もれさせたりする重大な過ちを犯しています。これは検索エンジンのインデックスにページをリストするうえで妨げになっています。以下にこの問題がどうやって起こるのかを図解します。

Internal Links

SOMEONE NEEDS TO MAKE THIS JOB EASIER FOR ME!
だれかこの仕事を簡単にして!

上の例では、GoogleのカラフルなクローラーがページAにたどり着いてページBとEの内部リンクを確認し、BとEのページを訪問することができます。一方で、クローラーはサイトに重要なページCとDにたどりつけず、その存在すら知りません。なぜなら、これらのページへのクロール可能なリンクがないからです。
Googleから見るとページCとDは基本的に存在しないことになります。
クローラーがこれらのページにたどりつけなければ、重要なコンテンツ、優れたキーワードターゲティング、賢明なマーケティングはまったく意味をなしません。

ウェブサイトの最適な構造はピラミッドに似ています。(一番上の大きな点はTopページです。)

Internal Links_2

この構造では、ホームページと特定のページが最低限のリンク数でつながっています。こうすればリンクの評価がサイト全体に行き渡るので、各ページの検索順位を向上させるうえで有効です。カテゴリとサブカテゴリの体系をとる(Amazon.comのような)高パフォーマンスのウェブサイトでよく使われる構造です。

では、どうやって実践すればいいのでしょうか?最善策は、内部リンクと補足的なURL構造を追加することです。たとえば、”cats”というアンカーテキストで http://www.example.com/mammals/cats.html のページに内部リンクしているとします。以下は、具体的な内部リンクのソースコードです。このリンクは jonwye.comドメイン上にあると仮定してください。

Internal Links_3

・start of link tag
・リンクタグの開始

・link referral location
・リンク照会の場所

・visible/anchor text of link
・サイト上に明記される、リンクのアンカーテキスト

・closure of link tag
・リンクタグの終了

上の図では、タグ“a”がリンクの開始を意味しています。リンクタグには画像や文字、そのほかのオブジェクトなどを含めることができ、ユーザーが別のページに移動するために“クリックできる”領域となっています。
「リンク照会の場所」は、ブラウザに(そして検索エンジンにも)リンク先を示します。上の例ではhttp://www.jonwye.comというURLが参照されています。

閲覧者に見えるリンクの文言は、SEOの世界では“アンカーテキスト”と呼ばれており、リンク先ページについて記述されています。

上の例では、ページのコンテンツはJon Wyeという名前の男性が作った特別注文のベルトに関する内容で、リンクでは“Jon Wye’s Custom Designed Belts”(Jon Whyのカスタムデザインベルト)というアンカーテキストを使用しています。はリンクの終了を意味し、ページ内のその後の要素にこのリンク属性が影響しないようにしています。

以上がリンクの基本的なフォーマットです。検索エンジンのクローラーは、ウェブのリンクグラフにこの内部リンクを追加し、クエリごとの変数の計算に使用することで、参照されたページのコンテンツのインデックスを作成しようとします。

クローラーを呼び込むことができないリンク形式

以下では、多くのウェブサイトで実装されてしまっている、「ページにクローラーがたどりつけず、そのためにインデックスを作成できない」具体的なケースについてまとめていきます。

送信が必要な入力フォームのリンク

入力フォームにはドロップダウンメニューのような簡単な要素から、ユーザーに複数の事柄を記入してもらうような複雑な要素まで含まれます。
どちらの場合も、検索クローラーはフォームを“送信”しようとはしません。

そのため、フォーム経由でアクセス可能なコンテンツやリンクは検索エンジンは認識していません。

内部検索ボックスからのみアクセス可能なリンク

クローラーは検索ボックスに特定の文言を記入して、コンテンツを探し出そうとはしません。そのため、内部検索後の一覧ページ等は検索エンジンは認識していません。

解析不能なJavaScriptのリンク

JavaScriptを使って構築されたリンクは、実装によってはクロール不可能か、重み付けの評価が下がるかもしれません。そのため、検索エンジンが参照するトラフィックが重要なページでは、JavaScriptを使った動的なリンクのかわりに標準HTMLの静的なリンクの使用を推奨します。

Flash、Java、その他のプラグインFlashのリンク

Flash、Javaアプレット、その他のプラグインに埋め込まれたリンクは、たいてい検索エンジンはアクセスできません。

Meta Robotsタグかrobots.txtでブロックされたページへのリンク

サイトのオーナーが、Meta Robotsタグとrobots.txt ファイルを使ってスパイダーのページへのアクセスを制御している場合があります。

何百、何千ものリンクをもつページのリンク

どの検索エンジンも、ページごとにクロールするリンク数の制限はおおよそ150個です。この制限には少し柔軟性があり、とくに重要なページでは200~250個以上のリンクをもつ場合もありますが、一般的には特定のページからのリンクは150個以内に制限することが賢明です。そうでないと、追加したページをクロールできない危険性が高まります。

フレームまたはインラインフレームのリンク

技術的にはフレームとインラインフレームのリンクはクロール可能ですが、組織化とフォローの面で検索エンジンに構造的な問題をきたします。検索エンジンがどのようにインデックスを作成し、フレームでfollowリンクしているのかを技術的に理解している上級ユーザーのみが、内部リンクと組み合わせてこの要素を使うべきです。 

こういった過ちを避けることで、ウェブマスターはクローラーがコンテンツページに簡単にアクセスできるようなHTMLリンクを作ることができます。また、リンクに種々の属性を付加できますが、 rel=”nofollow” タグの例外をのぞいて、検索エンジンはほとんどの属性を無視します。

rel=”nofollow”は以下の構文のように使用されます。

< a href="/" rel="nofollow" > nofollow this link < /a > 

この例では、ウェブマスターはrel=”nofollow”属性をリンクタグに追加して、検索エンジンにこのリンクを、通常のリンクの評価を受け渡す“ページの評価点”として解釈されたくないことを教えています。

nofollowはブログコメント、ゲストブックやリンクに投入されるスパムの自動化を止める手法として始まりましたが、徐々に検索エンジンに対し、「通常は受け渡されるリンクの価値」を下げるよう教えていくために使われるようになりました。

nofollowでタグ付けられたリンクは、検索エンジンごとに少しずつ解釈が違います。

まとめ

今回の記事では、「内部リンク」について、その意味合いと、多くのサイトが抱えている実装上の問題点について言及しました。
通常、サイトを作成する際にはユーザーがいかに回遊しやすいか、という点を考えるかと思います。

ただし、いくらユーザー目線から見ていいサイトであったとしても、ユーザーが訪れるための導線がなければ意味はありません。
SEOをその導線の1つとして考えるのであれば、ユーザーだけではなく、検索エンジンのクローラーが回遊しやすい作りにしてあげる必要があります。


古澤伸一

古澤伸一

東京大学在学中の2012年より東証一部上場企業にて自社サイトのWebマーケティングを担当。その後、大規模ECサイトやコーポレートサイト、セミナー集客支援など幅広い分野でのSEO・PPCコンサルティングを行う。2015年よりプリンシプル社に参画。


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