SEO


2016.2.4

Google検索品質評価ガイドラインから見る、ページの品質とは?

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2015年11月末頃にGoogleが検索品質評価ガイドラインの最新版を公開しました。
公開直後、ウェブマーケティング界隈では盛り上がっていたので、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。

今回はその中から、ページの品質評価のガイドラインを紹介したいと思います。

Googleが外部契約している評価者は、品質ガイドラインに沿って、検索結果に出てきたページを評価します。Googleはその結果をアルゴリズムの改良に利用しているのです。これが品質ガイドラインの役割となっています。
そのため、品質評価を高めることと、現在の検索順位を高めることは必ず直結しているとは言えません。

しかし、評価の高いページを検索順位の評価においてもプラスにする方向にGoogleが動いているのは事実であるため、中長期的な視点で見た際に検索順位にプラスに働くことは間違いないでしょう。
そのような、息の長いコンテンツを作成するためにも、ぜひ以下の評価ポイントをチェックしてみてください。

品質評価基準の概要

検索順位の向上を考えている多くのウェブマーケターさん(私もそのうちの一人です)には深くは関係ないところですが、各評価は以下のように9段階に分かれています。
・Highest
・High+
・High
・Medium+
・Medium
・Low+
・Low
・Lowest+
・Lowest

具体的な評価を決める要素とは

具体的に評価をする際には「○○があるから高品質」「××がないから最低品質」といった形ではなく、いくつかある評価を決める要素を鑑みて行われることになります。
ここからは、具体的にどのようなポイントが評価を決める要素として挙がっているのか、見ていきたいと思います。

・メインコンテンツの量
・E-A-T(専門性、権威、信頼性)
・評判
・補助コンテンツ
・ページデザイン
・サイト情報
・ウェブサイトの管理

メインコンテンツの量

そのページの主題となるコンテンツの量はページを評価する上で重要なポイントになります。ここで注意すべきなのは、量が多ければ多いほど良いわけではない、という点でしょう。極端な例(※)になりますが、「トム・クルーズ 身長」と検索している人に対し、トム・クルーズの経歴を詳細に記載したページと、トムの身長体重+αの簡単な情報が載ったページ、どちらが歓迎されるかを考えてみてください。多くのユーザーは後者のページを評価するのではないでしょうか。
このように、ページのテーマ、ユーザーの検索クエリごとに最適な情報は違っているため、必ずしも多いほど良い、とはなりません。
テーマに対して、過不足なく情報を記載することを心がけましょう。

※こちらの記事では詳しくは触れませんが、Googleはガイドラインの中で「Know Query」「Know Simple Query」という概念を提唱し、こちらで前述の要素について深く言及しています。

E-A-T(専門性、権威、信頼性)

ページ、サイトで扱っているトピックについての専門性・権威・信頼性をGoogleはチェックしています。
例えば、医学や法律にまつわるようなテーマに関しては、確かな専門知識が重要です。
一方で、レシピサイトのようなものに関しては、ある一定程度の知識でも構わないのではないでしょうか。
「とりあえず専門的で権威があって…」と悩む前に、自分のサイトのE-A-Tはどういったものなのかを考えることが重要です。

評判

E-A-Tと似ている部分にはなるのですが、例えば医療情報を扱うサイトや金融情報を扱うサイトなどでは、著名な専門家のお墨付きなどがあると高く評価されることが考えられます。
一方、より砕けたテーマのサイトにおいては、ユーザーの利用度合いやレビューなど、一般ユーザーの評判が分かるものを利用して、この項目の評価が行われます。

補助コンテンツ

補助コンテンツとは、そのページの目的には直接関与していなくても、UXを高めることに役立つコンテンツです。少し分かりづらいと思いますので、具体例を見ていきましょう。
代表的なものとしては、ナビゲーションメニュー、フッター、関連記事などがあります。ECサイトであれば、おすすめ商品やユーザーレビューなども含まれます。
これら補助コンテンツは、小さい組織や個人のページには必ずしも必要ではなく、補助コンテンツがなくても、Highestの評価を取ることもあり得ます。

ページデザイン

ページの目的を達成するために「機能的な」レイアウトであることが重要である、という記述があります。機能的とはどういうことでしょうか。具体的には以下のような特徴を持っていることになります。
メインコンテンツがはっきりと目立つように、中央に表示されている
メインコンテンツが、ページを開いた後すぐに目に入る位置に配置されている
何がメインコンテンツか、はっきりと分かる
補助コンテンツや広告がメインコンテンツの妨げにならない
ラベルあるいはページの構成やデザインによって、広告部分をはっきりさせている
見た目の華やかさ、美しさと機能性は関係がありません。目的を達成しやすい作りになっているかが重要です。

サイト情報

サイトの目的に応じて、必要な情報を明確に示していることが重要です。具体的には、以下のような情報になります。
・About Us
・お問合せ先、カスタマーサービスの情報
・サイト責任者の情報

ウェブサイトの管理

サイトの更新頻度の問題になります。こちらもコンテンツの量と同様に、サイトの目的によって適切な更新頻度は違うと思いますので、自分のサイトがどのような属性で、ユーザーはどの程度の更新頻度を求めているだろうか、ということを考えるのが重要です。

特に重要な指標

Googleは上述の要素の中でも、以下の3つを最重要項目としています。

・メインコンテンツの質と量
・E-A-T
・サイトの評判

E-A-T:ページ別?サイト別?

一般に、サイトが複数の編集者によって作られていたり、ユーザーがコンテンツを適宜追加していくような場合、サイト全体ではなく、ページごとのE-A-Tを確認されることが多くなっています。
逆に、サイト全体が一個人または共通の団体(会社のOwned-Mediaなど)によって編集されている場合や、複数の編集者がいても、代表者による編集が行われていることが明示されている場合、また、サイトにかかわる分野の専門家から、とても高い評価を受けている場合などはサイト全体のE-A-Tも確認されることが多くなっています。

終わりに

冒頭でもお話ししましたが、こちらの評価は現在のランキングに直接影響するものではありません。
しかし、品質評価ガイドラインを読み解いていくと、Googleがどんなページを上位表示させたいのか、というテーマに関する情報が詰め込まれているのがわかります。
このガイドラインを参考に、コンテンツへの取り組みを今一度見直してみてはいかがでしょうか。


古澤伸一

古澤伸一

東京大学在学中の2012年より東証一部上場企業にて自社サイトのWebマーケティングを担当。その後、大規模ECサイトやコーポレートサイト、セミナー集客支援など幅広い分野でのSEO・PPCコンサルティングを行う。2015年よりプリンシプル社に参画。


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