海外マーケティング


2017.2.6

P&Gが広告の透明性を強く業界に訴え、20年で最高のスピーチと絶賛される

ヒーローイメージ


2016年に日本では電通によるデジタル広告のレポート改ざんなどが報じられ広告に関する数値の透明性や正確性について話題になりましたが、2017年1月末に行われた会合での Procter & Gamble’s(以下P&G)の最高ブランド責任者(Chief Branding Officer)であるMarc Pritchard氏による、メディア業界全体の数字の不透明さや不正を批判、今後の透明性を強く求めるスピーチに注目が集まり、各方面から絶賛されています。

Marc Pritchard at IAB

P&G社最高ブランド責任者のMarc Pritchard氏 Credit: IAB

こちらの文章を要約しました。

メディア業界の不正を一掃する覚悟のP&G

全米、そして世界規模でも最大の広告主であるP&Gが1月末のthe Interactive Advertising Bureau’s Annual Leadership Meetingで行ったスピーチの中でMarc Pritchard氏は、「恥ずべき詐欺的なメディア群がある。我々はそれを一掃し、節約した時間と費用を広告業界全体に再投資して成長を促す必要があります。」と述べました。

またP&Gは、信頼できる第三者検証機関と組み、広告詐欺を防止するMRC(Media Ratings Council)、透明性の検証基準を採用することを宣言しました。そして今後、透明性を保証させるような契約書を作成し、基本的にはすべてのメディアと代理店に対して国を問わず締結をしていくとを表明しました。また現在P&Gは昨年アメリカで使われた2億1000ポンド(約300億円)の検証をしているところだそうです。

業界からの称賛の声

これに対し、「Marketing Week」誌のコラムニストであるMark Ritsonは「マーケティング業界においてこの20年で最も大きなスピーチだ」と絶賛。また広告業界からも称賛の声が上がっています。

イギリスの広告主を代表する機関であるISBA(Incorporated Society of British Advertisers)は、「全力を挙げてこの流れを支援する」と声明を発表し、アメリカのインターネット広告団体であるIAB(The Internet Advertising Bureau)も、「Pritchard氏のスピーチに対し支持をし、他の広告主も同じようなアプローチを取るべきだ」、との声明を出しました。今回をきっかけに、このような広告主の動きがより世界規模で加速していくことが予想されます。

デジタルトランスフォーメーションのリーディングカンパニーとして

プリンシプル社はデータ解析、特にGoogleアナリティクスを活用することで、デジタルマーケティングに携わる企業に対し、WEBサイトや広告などのすべてのデータを可視化し、ROI(投資対効果)を最大限に高めるサービスを提供しています。

弊社でも広告を扱うことがありますが、最大の強みはデータを広告主と共有し、分析することでデータを根拠にマーケティング施策を行ってきたことです。今後、オンラインのみならずオフラインのデータも可視化されていくなか、弊社は引き続き透明性、正確性の高いデータをもとにマーケティングを支援して参ります。


楠山健一郎

楠山健一郎

1996年国際基督教大学(ICU)卒業。シャープ株式会社で海外営業を経た後、2000年に当時まだ40名以下のベンチャー企業サイバーエージェントに入社、2001年トムソン・ロイターグループに入社し、「ロイターco.jp」をロイターのオンライン戦略の貴重な事業として急成長させる。株式会社オークファンの執行役員事業統括を勤めた後、株式会社プリンシプル社を設立。


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