2020年も残すところあとわずかになりました。

読者の皆様も今年一年は『コロナ』で様々な変化を体験されたのではないでしょうか。また、そのほとんどは経験したことのない試練や困難、我慢といったネガティブなことが多かったのではないでしょうか。

一方で、ポジティブに変化したことも少なからずあったのではと思います。

例えば、新しい働き方。私は通勤に毎日往復3時間かかっていましたが、ほとんど出社をしなくなりました。その時間を自己研鑽や家族との時間に充てることができており、以前よりも充実した生活を送ることができていると思います。

この様なデジタルを通じたポジティブな体験の変化を一般的にはDXという言葉で表現されます。今年は特にコロナというワードに加えて、新聞やメディアなどで多く取り上げられました。

偶然にもこの様な年の10月より、私はまさしくDXをメインテーマとして扱う部門を担当することとなりました。

この記事では、この数ヶ月間DXについて自分なりに考えたことを今回の投稿にて主に以下3つの軸で整理したいと思います。

  • DXとはつまり何のこと?
  • 自社にとってDXとはどう定義するべきなのか?
  • 何から、どうやって始めたらいいだろう?

同じくDXについて自身の考えを整理されている方のまとめ方のヒントに少しでもなれば幸いです。

DXとはつまり何のこと?

これだけDXという言葉が毎日のように使われる時代になりましたが、以下の質問に答えられる人はどのくらいいるのでしょうか?

「DXとはなんですか?」

私なりに出した答えは、

「デジタルテクノロジーによって顧客体験を良くするもの(受益者がいること)」

でした。

今年の10月からDX事業部を担当すること決まってから、数ヶ月間ずっと考え続け、様々な書籍を読み、いろんな人の意見を聞いてたどり着いた答えです。

少し言い換えると「デジタルテクノロジーを活用し、企業が新たな顧客体験を創造すること」です。ここからデジタルテクノロジーという言葉を除いてみると、結局は「企業が新たな顧客体験を創造すること」となります。

これを”変わること/変わらないこと”という軸で整理すると、

  • 変わること:ビジネスのスピード感や多様性、柔軟性
  • 変わらないこと:「顧客体験の創造」というビジネスの本質

となります。

このように ”変わること/変わらないこと” という軸は、自分たちの定義やビジネスを考える上での一つのフレームになるのではないでしょうか。

自社にとってDXとはどう定義するべき?

変わらない強み・コアの要素

先ほどのフレームに沿って我々は最初に、変わらない強み・コアの要素を整理しました。

Google Cloud Platform × Tableau

この組み合わせ・領域ならば世界一を狙えるエンジニア集団になれるのではと考えて、チームでは日々新たな領域へチャレンジしています。

もちろん弱みを克服するという考えもあったと思います。しかし数多競合が存在し、スピード感や自社リソースの特徴を考えると、日本一・世界一になり得る領域での新たな価値を探ることにしました。

また、変わることへの対応として、ハードウェアよりもソフトウェアに注目しています。ソフトウェア、特にSaaSと呼ばれるクラウド型のサービスの特徴には「導入ハードルが低い」「常に最新のバージョンである」「機能のアップデートが即時可能」といったことがあります。

これらの特徴は、取り敢えずやってみて反応をみて改善するアジャイル型のスタイルに適しています。これからDX事業を進めていく上で、ソフトウェアはビジネスのスピード感や柔軟性に対応ていくための強力な武器です。

「攻めと守り」

さらにDXを定義する別のフレームとして「攻めと守り」という考え方があります。

  • 攻めのDX:全く新しい顧客体験 or 顧客そのものを創出するような、ビジネスの非連続な創造
  • 守りのDX:既存業務の延長として、より良い顧客の体験を求めていくこと

このフレームに対して我々は、まず既存事業の延長(=守り)の足場がため・再定義を行い、その上で、様々な可能性から優先順位を付け”とりあえずやってみる”(=攻め)というスタイルで行動を始めたところです。日々さまざまな気付きと発見が得られています。

最後に:何から、どうやって始めたらいいだろう?

最後に、DXについて何から始めればよいのかについて整理します。

先に「DXとはビジネスそのものだ」という話をしました。まずはビジネスのこれまでとこれからにじっくり向き合うのが良いと思います。

向き合うための第一歩は、自社の強み・弱みの把握、市場・顧客・競合の理解、攻め方の整理です。そして「すぐにはじめられるのはどの方法・体制か」また「それは後戻りできるものか否か」という観点で進めていくのが良いと思います。

私の前職であるアマゾンには「two way door decisions」という考え方がありました。これは「後戻り可能な選択肢であれば、限られた情報でまず実行してみるのが良い」という考え方です。不確実性の高い時代における大きな道しるべとなる唯一の方法ではないかと思います。

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小松夕祐

新卒から6年半、株式会社メンバーズにて国内大手企業のWebサイト運用・構築にてアカウントマネージャーおよびPMとして従事。その後、Amazon Japan にて約2年間 カメラ事業部 Marketing Manager / 約1年半PC事業部のBuyerを経てプリンシプル に入社。

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