こんにちは、連(むらじ)です。
解析コンサルタントの傍ら、Googleタグマネージャー(GTM)の設定を担当する事もあるのですが、元々私はWebデザイナーでした。そんな私が、Googleタグマネージャー(GTM)でのイベントトラッキングをする中で「Webサイト制作をしていた時に知っていれば!」と思った設定を紹介します。

GTM × イベントトラッキングで「外部サイトへ離脱したセッションの一括取得」ができる!

これは広く一般的に活用されている設定です。何がすごいかというと、GTMを使う前は、外部リンクひとつひとつに『onClick=”_gaq.push…』云々というscriptをいちいち追加していたのですが、GTMを使うことで、タグひとつで一括設定できるようになったことです。
例えば

  • サイトAへの送客を目的とした、プロモーションサイトBがある
  • サイトBには、サイトAへ送客するためのリンクの他、外部リンクが多数設置されている
  • サイトAにはどれくらい送客できているのか、どのページから一番送客できているか調べたい

といった場合、コーダーに負担をかけず、しかも目的の分析を手軽に行うことが可能です。

GTM × イベントトラッキングで「電話での問い合わせをコンバージョンとして取得」できる!

スマホサイト充実化の波に乗り、タップすると電話機能が
立ち上がり問い合わせができる『TELボタン』が様々なサイトで設置されるようになりました。これにより、今までGoogleアナリティクス上では目標として取得できなかった、電話による問い合わせがコンバージョンとして計測できるようになりました。
こちらも、外部リンクの一括取得と同じように、サイト内の全てのTELボタンについて一括で設定することができます。
例えば

  • どのコンテンツ(ページ)にあるTELボタンに一番問い合わせが多いのか?
  • 他店舗展開しているうちの、どの店舗への問い合わせが一番多いのか?

という情報を取得できるので、問い合わせの多いボタンのあるコンテンツを充実させたり、また問い合わせが多い店舗への人員拡充をしたりするにあたっての指標として使うことができます。

GTM × イベントトラッキングで「ランディングページがどれくらい読まれているか」を調べられる!

GTM

イベント取得できるのは、クリックやタップだけではありません。スクロールやマウスオーバーといったアクションでもイベントを取得することができます。そしてこの機能、(やや簡易ですが)ヒートマップの代わりとして使うことができます。
例えば

  • ランディングページの全長のうち、70%以上スクロールされた場合、イベントを発生
  • ランディングページ内の、特定の<div>エリアをマウスオーバーした場合、イベント発生

という設定をすれば、全セッションのうちどれだけのユーザーがページ下方まで熟読しているのか、制作側が読んで欲しいエリアが読まれているセッションはどれくらいか、を調べることができます。そして、ランディングページの長さを最適化したり、よりユーザーを魅了するコンテンツを作るためのPDCAを回せるようになります。
どの設定も、Webサイト改善のPDCAサイクルを回すのに大変活用できるものです。気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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