株式会社デサント
業種:スポーツ用品およびこれらに関するものの製造と販売
課題
グループ全体でスピード感もったデジタルマーケティングの推進と効率化を実現させること
施策
- 店舗へのTableauダッシュボード導入:Excel等を用いて手動で計算をしながら売上・KPIを各店舗の店長様が管理し、業務の非効率が発生。既存のExcelの数字・文字をプログラムでTableauが読み込めるように整列させ、店舗のスタッフが店舗状況を把握しやすいようにTableauダッシュボードの作成と運用を実施。2018年までPoC(Proof of Concept)としてプロジェクトを推進し、2019年5月に実際にTableauダッシュボードをトライアルとして各店舗へ導入。運用設計やダッシュボードの改修など運用を継続的にサポート。
- EC売上の向上を狙った、解析・広告・SEO施策:2018年4月に自社ECサイト(デサントストア)を新しく立ち上げてから日が浅く、集客施策・サイト内の構造等に課題。2018年10月からECサイト運営のトータルサポートとしての役割をプリンシプルが担い、今後の運営の方針整理、広告運用の最適化、SEO観点でのサイト構造の最適化等の複数の施策を実施。検索順位向上によるオーガニック検索流入の増加やROAS改善により、順調にEC売上を伸ばす支援を実施。
結果
- SEO(自然検索セッション):前年同月比344% 広告:前年同月比104%
新鋭デジタルマーケティング戦略室を複数プロジェクトで伴走
左から株式会社プリンシプル 取締役副社長 木田和廣、株式会社デサント 宮野由香様
――木田:所属されている部署とご自身のミッションをおしえてください。
宮野:2017年に立ち上がった経営直下のデジタルマーケティング戦略室(現在はグローバルデジタルビジネス戦略室)に所属しています。部署のミッションは、グループ全体でスピード感もったデジタルマーケティングの推進と効率化です。
全社横断的に関わる部署でして、直近では約20のブランドサイトと自社ECブランドのプラットフォームを統合させるのと、DMP構築でデータの収集、分析環境の整備、さらにMAとの連携を推進しています。
――木田:経営直下で2017年にできたばかりのチームなんですね。
プリンシプルにお声かけいただく企業の中で、DMP構築という需要は多いのですが、御社は2017年に着手してきたということで取り組みが早かったんですね。プリンシプルを知ったきっかけは何ですか。
宮野:もともとGoogleアナリティクスのヘルプフォーラムに質問をよく投稿していたのですが、必ず木田さんが回答してくださったんです。この人誰だろう?と思い、プリンシプルという会社名を知り、GA、広告もやっている企業で、セミナーもやっていることを知り、参加するようになりました。木田さんという個人を知って、プリンシプルという会社を知ったという流れでした。
――木田:当時Googleアナリティクスのヘルプフォーラムで活発に活動していた頃で、必ず回答しようと注力していました。回答とともに、自分でダミーサイト作って、ビーコン飛ばして検証も必ずしていたので、割と大変でしたが、このような出会いにつながったことを嬉しく思います。
プリンシプルを選んだ決め手は何でしょうか。
宮野:弊社の課題解決のための目的や要件について、プラスアルファの内容を提案してくださり、また、一緒に伴走してくれるという点が他社と違い、プリンシプルに依頼しようと決めた大きな理由です。
――木田:プリンシプルのコンサルティングについて、良い点、悪い点も含めておしえてください。
宮野:対会社で向き合っているというよりは、一緒にとなりで伴走して向き合ってくれている点を高く評価しています。私の部署は新しい部署であり、リテラシーが高くない人もいる中、成長をサポートいただけている点は大変心強く感じています。
総合的にコンサルティングしてもらっている中で、やるべきことが多い一方、社内リソースが足りずどうしようという状況で、優先順位や目標到達のためには、今やるべきことなど、もう少しプッシュしてリードいただけたらという期待はあります。
木田:「良き外圧」ですね。ゴールはプロジェクトを進捗させることであり、誰が声を上げても良いわけで、デサント様側でも、プリンシプル側からでも圧力をかけてプロジェクトを動かしていくことは大切ですね。
――木田:プリンシプルとのいくつかあるプロジェクトで、成果が出ているものはありますか。
宮野:2018年6月くらいからTableau導入でお世話になっています。Tableauのプロジェクトに関しては、いよいよ2019年4月から各店舗のスタッフに使用してもらう予定で、業務効率化が期待されるツールということで、社内では好評です。
また、ECサイトのコンサルティングについては、注力して取り組むべきことが社内スタッフの中でも理解が深まってきたと思います。プリンシプルのコンサルティングなしでは、おそらく、手当たり次第、トラブル起きたらそこに手をつけて、というような動きになっていたかもしれません。やるべきことを絞って提案いただいたことで売り上げにも反映され、実績が出ているのではと思います。ノウハウも社内に徐々に浸透してきています。
木田:関わる皆様が真摯に学んで取り組んでいただけているのも実績につながっていると思います。「できていないことがあると思うので、率直になんでも言ってください」と上層部の方から始動当初お言葉をいただけたことが、プリンシプルでも積極的に提案していこうというマインドセットになりました。
――木田:プリンシプルの評価を「技術力」「提案力」「発想力」「コミュニケーション力」という4能力ではかると、どこが優れていて、どこが足りないと思いますか。
宮野:専門性が高い方が多いので「技術力」が高いと思います。また、Tableauでの表現方法も素晴らしく「発想力」が高いと感じています。
担当コンサルタントの丸野さんからいただく提案資料も綺麗で見やすく、実は社内にそのまま共有させてもらっています。
木田:これからまだいくつかのプロジェクトが進められ、数字で成果が見えてくると思いますが、これからも変わらず、同じ目標に向かい伴走していけたらと思います。