2020年4月から全てのGoogleアカウントで利用が可能になったGoogleファインド広告(英語名Discovery Ads)。ファインド広告ではGDNとは異なる配信枠に掲載することができます。特徴や仕様を理解して広告運用の選択肢を広げましょう。

この記事では、ファインド広告の特徴やメリット、また弊社アカウントでの配信実績のご紹介をします。導入検討されている方は是非ご覧ください。

Googleファインド広告の概要

Googleファインド広告は、Googleが保有するサービスの中でも特にユーザー数の多いDiscover(Google Feed)、Youtubeホームフィード、Gmailの広告枠に広告を配信できるディスプレイ広告サービスのことです。

ファインド キャンペーンでは、Google フィード全体で最大 30 億人のユーザーにアプローチすることで、Google 広告における成果目標の達成を目指します。

このキャンペーン タイプでは、Google のオーディエンスとユーザーの意向シグナルに基づき、お客様のブランドを知った場合に利用する可能性の高いユーザーを対象に、視覚と気持ちに訴えるカスタマイズされた広告エクスペリエンスを 1 つの Google 広告キャンペーンで提供することができます。

※引用元:ファインド キャンペーンについて – Google 広告 ヘルプ

配信面

以下に掲載することができます。

  • Discover(Google Feed)
  • Youtube:ホームフィード、おすすめフィード
  • Gmail:プロモーションタブ、ソーシャルタブ

引用元:Inspire new customers in their moments of discovery

クリエイティブ

「ファインド広告」と「ファインドカルーセル広告」の2種類の広告を作成できます。

ファインド広告アセット

広告見出し(必須) 半角 40(全角 20)文字以内。最大 5 個。
説明文(必須) 半角 90(全角 45)文字以内。最大 5 個。
画像(必須) 以下2種類。

  • アスペクト比: 1.91:1(推奨サイズ: 1200×628)。
  • アスペクト比: 1:1(推奨サイズ: 1200×1200)。

最大 15 個。

お店やサービスの名前(必須) 半角 25(全角 12)文字以内。
ロゴ(必須) アスペクト比: 1:1 の正方形(推奨サイズ: 1200×1200)。最大 5 個。
最終ページ URL(必須) 広告をクリックしたユーザーに表示されるランディングページ。
行動を促すフレーズのテキスト 行動を促す最適なフレーズ。

※引用元:Create Discovery campaigns – Google Ads Help

ファインド カルーセル広告アセット

広告見出し(必須) 半角 40(全角 20)文字以内。それぞれの画像に合わせて指定。
説明文(必須) 半角 90(全角 45)文字以内。広告見出し、画像、ランディングページに共通。
画像(必須) 以下2種類。

  • アスペクト比: 1.91:1(推奨サイズ: 1200×628)
  • アスペクト比: 1:1(推奨サイズ: 1200×1200)

※アスペクト比はすべてのカードで同じである必要があります。

お店やサービスの名前(必須) 半角 25(全角 12)文字以内。
ロゴ(必須) 1:1 の正方形(推奨サイズ: 1200×1200)。
最終ページ URL(必須) 広告をクリックしたユーザーに表示されるランディングページ。
モバイル向け URL(省略可) モバイル デバイスから広告をクリックしたユーザーに表示されるモバイル用のランディングページ。
行動を促すフレーズのテキスト 行動を促す最適なフレーズ。

※引用元:Create Discovery campaigns – Google Ads Help

ターゲティング

基本的にはGDNと同様のターゲティングを使用できます。しかし、配信面がDiscover、Youtube、Gmailに限定されるため、サイトを指定する以下のターゲティングは使用できません。

  • コンテンツターゲット
  • プレースメントターゲティング

カスタムオーディエンス

GDNと異なる特徴として、活用できるオーディエンスの違いがあります。

カスタムオーディエンスセグメントを作成する際、以下のどちらかを選択できます。

  • 「これらのいずれかの興味 / 関心や購入意向を持つユーザー」
  • 「Google でこれらのいずれかのキーワードを検索したユーザー」

ファインド広告においては、後者の「Google でこれらのいずれかのキーワードを検索したユーザー」を指定すると、「Google検索で指定した語句(部分一致のマッチタイプとして扱われる)で検索したユーザー」に対して配信ができます(YDAのサーチターゲティングと似たターゲティング)。

※GDNで同様にキーワードを指定すると「興味/関心や購入意向」として使用されます。

検索キャンペーンの配信をしているアカウントであれば、検索キャンペーンでコンバージョン獲得数が多いキーワード50個以上を設定することが推奨されています。

Googleファインド広告のメリット

ファインド広告を配信するメリットは以下の3つです。

メリット1. 配信面を拡げることができる

Googleが保有するDiscover、Youtube、Gmailの3つの配信面に広告配信ができます。つまり、GDNでは配信できない枠に対しても配信を拡げることができます。

メリット2. ユーザーの検索シグナルを活用した配信が可能

ユーザーの意向を把握するGoogle独自の技術を利用して、ユーザーがお客様の商品やサービスに関心を示して行動する可能性が高いタイミングを捉えて、より関連性が高い有益な広告を表示できます。

昨今のユーザープライバシー保護の流れにより、リマーケティング広告が以前よりも制限されてきています。このファインド広告ではリマーケティングユーザーだけでなく、検索シグナルを活用した配信ができます。そのため、今後重要性はますますあがっていくと考えられます。

メリット3. カスタムオーディエンス

先ほど紹介したように、Googleで検索した語句をもとにターゲティングが可能です。

注意点(デメリット)

Googleファインド広告を配信する上で注意するべき点として、以下の2つがあります。

配信面ごとのコントロールができない

配信面がDiscover、Youtube、Gmailに限定されており、特定の配信面のみ配信することや、特定の配信面の実績を確認することができません。また、先ほど説明したように、サイトを指定したターゲティングができません。

キャンペーン設定内容が限定的

ファインド広告では、単価設定やターゲティングなどのいくつかのキャンペーン設定(下記)が調整できません。

  • 個別単価設定を使った入札戦略
  • 配信方法
  • モバイル デバイス ターゲティング
  • プレースメント ターゲティング(プレースメントの除外を含む)
  • フリークエンシー キャップ
  • 広告のローテーション
  • コンテンツ ターゲット

※引用元:ファインド キャンペーンについて – Google 広告 ヘルプ

Googleファインド広告配信の成功事例

GDNとファインド広告を同時期に配信した実績事例を紹介します。

設定したオーディエンスはそれぞれ以下です。

  • Googleディスプレイ広告:サイト訪問ユーザー
  • Googleファインド広告:サイト訪問ユーザー + 過去CV検索語句を設定したカスタムオーディエンス

配信結果は以下です。

※数字は加工しています。

同じ広告費でCV数を比較すると、ディスプレイ広告では19、ファインド広告は46と、約2.5倍の差が出ました。配信としては大成功と言えます。

その他の数字では以下のようになりました。

  • クリック率が12.5倍高い
  • クリック単価が80%以上低い

ここまで差が出ることは稀かもしれませんが、他アカウントでも同様の傾向になることが多い印象です。

最後に

この記事では、Googleファインド広告の特徴やメリット、そして配信実績をご紹介しました。

Web広告は新しい配信手法がどんどん出てくるため全ての情報を追い、全ての配信手法を試すのは現実的には難しいかと思います。しかし、ファインド広告は比較的成功事例が多い配信メニューだと感じます。「すでにGDNを実施しているがファインド広告はまだ」という方は是非導入を検討ください。

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大出晃輔

慶應義塾大学法学部卒。広告コンサルタント。GAIQ、Google広告認定資格所持。

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