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今さら聞けない!?テクニカルSEOの基本と重要性、具体的な施策例

企業のSEO担当の方や、趣味でブログを書いていらっしゃる方の中には、「テクニカルSEO」という言葉を聞いたことはあるけれどよく分からないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、テクニカルSEOとは何かという基本と、その重要性を簡単にまとめます。そしてさらに少しだけ踏み込んで、SEOコンサルタントの私が大切にしている習慣をご紹介します。

記事の内容

  • テクニカルSEOとは?
  • なぜテクニカルSEOが重要なのか
  • テクニカルSEOの具体的な施策例
  • テクニカルSEOで重要な2つの習慣

テクニカルSEOとは?

テクニカルSEOとは、ウェブサイトやGoogle検索の仕組みを技術的に理解した上でウェブサイトを技術面で最適化し、サイトの流入を改善するアプローチです。

代表的な改善ポイントには以下のようなものがあります。

  • クローラビリティ
  • Googleによるコンテンツの理解
  • サイトパフォーマンス
  • 高品質なコンテンツ
  • 安全な通信
  • モバイルUX

検索エンジンについて

この記事で述べる検索エンジンはGoogle社のものを指します。検索エンジンにはYahooやBeingなどもありますが、Googleが市場において圧倒的なシェアを持つためです。

ちなみにYahoo! Japanの検索エンジンは2001年からGoogle社のものを採用。ブランドは違えど基本的にGoogleと同じ検索エンジンであると考えても差し支えないでしょう。

なぜテクニカルSEOが重要なのか

テクニカルSEOはなぜ重要と言われるのでしょうか。その理由の1つは、Googleが評価する項目には、テクニカルSEOにより改善されるものが多数含まれるということです。

Googleは特定の検索キーワードに対しランキングを決定する際、

  • コンテンツがキーワードに対して関連性が高いか
  • コンテンツそのものの質が高いか
  • ユーザーにとって操作・閲覧しやすいか

などを判断しています。

これらが適切に評価されるためには、Googlebotにクロールを効率よく行ってもらい、クロールした先で

  • コンテンツそのもの
  • コンテンツのサイト内での相対的な重要度
  • サイトが高いパフォーマンスを実現していること

などを理解してもらうことが必要なります。

テクニカルSEOの具体的な施策例

具体的なテクニカルSEO施策例として、以下のようなものが挙げられます。

対象 施策の例
クローラビリティー robots.txtによるクロール不要ページのブロック
サイトマップの実装など
コンテンツ理解 構造化データ実装
パンくずリストの実装など
サイトパフォーマンス JS、CSS、HTMLファイルのキャッシュ化
画像の軽量化など
高品質なコンテンツ Titleタグルール、Canonicalタグの設定ルールによる重複コンテンツの解消設定による重複コンテンツの解消など
安全な通信 https化(とhttpsサイトへのリダイレクト化)など
モバイルUX モバイル閲覧時のページ幅の最適化など

ケーススタディ:どういうときに「Canonicalタグの設定ルール」を行う?

アパレルECサイトにおいて、色やサイズなどの多様な条件により「該当商品なし」の商品一覧ページのURLが膨大な数生成された場合などに行うことがあります。

具体的には、正規化させるページを色やサイズ条件なしのもののみに絞り、他のものをURLの条件などを元にCanonical設定します。

テクニカルSEOで重要な2つの習慣

SEOコンサルタントの私が特に重要だと考えていることは以下の2つです。

  • 知識は常にアップデートする
  • まずはできることからやる

知識は常にアップデートする

細かい内容や最新の情報に関しては、常に新しいものを確認する必要があります。

なぜなら、世にあふれるSEOに関する情報の中にはGoogleの方針とそぐわない「間違ったもの」や「古いもの」があるからです(この記事の内容がいつか古くなる可能性も大いにあります)。

Googleの方針やアルゴリズムはしばしば変更されます。それに伴い、かつてSEO的に重要とされていた項目でも重要とされなくなったり、新たに重要な項目が追加されたりするのです。

情報収集は信頼できるソースで

また、情報を集める際には、そのソースが信頼できるかが重要です。

一番信頼できるのはやはりGoogleの公式のもの、または公式に準ずるもの(Googleが公に紹介している、Google以外の組織の情報)ですね。

おすすめの公式情報 English Google SEO office-hours

Google公式Youtubeチャンネルが配信している「Google Search Central」内の「English Google SEO office-hours」(英語コンテンツ)がおすすめです。

このEnglish Google SEO office-hoursはSEOに関する質問に回答するライブ配信イベントです。質問者は世界中のSEOに携わる人。回答者は主にGoolge社のJohn Muller氏です。

そこで質問される内容は幅広く、SEOに関する基本的なものから、SEO担当者ならではのいい意味でマニアックなものまであります。

弊社プリンシプルでは英語コンテンツを翻訳、要約し、SEOコンサルタントのチーム内で共有しています。ここではその中から最近視聴した内容で個人的に面白かったものをご紹介します。

翻訳・要約

質問:「ウェブサイトのデザインを更新し、いくつかのURLを変更します。コンテンツはほぼ同じままですが、必要に応じていくつかの更新を行います。約2,000のURLがありますが、コアアップデートがまだ展開されていることを考えると、1週間待つか、今すぐ本番反映すべきか、どちらでしょうか?」

回答:「進めていいと思います。コアアップデートは、検索結果のより広範な変更に焦点を当てる傾向があります。あなたがサイトに変更を加えても、一気に崩壊してしまうようなものではありません。(私があなただったら)先延ばしにはしません。もしあなたがウェブサイトの改善を行い、そして、それがサイト全体を通した変更なのであれば、私はそれを改善と分類します。そして、できるだけ早く公開できるように改善を進めると思います。」

原文

質問:「Updating the design of a website, plus a few URL changes. Content remains largely the same, but getting a few updates where necessary. There is about 2,000 URLs. Given the core update is still rolling out, should I hang on for a week or push the go live button now?」

回答:「I would just move forward. So the core updates that we do tend to be focused more on broader changes in the search results. And it's not something where if you make a change right at the same time, then it suddenly clashes and breaks anything. So in that regard, I would not hold off and kind of like artificially hold myself back. If you're making improvements on your website, and usually if you change things like this across a site, then I would classify that as improvements. And I would just move forward and do those improvements so that they're live as early as possible.」

「English Google SEO office-hours from December 11, 2020」の25:47頃

要約した内容を配信しています

実はプリンシプルではウェビナー形式で、この「English Google SEO office-hours」の要約内容を数か月に一度配信しています。基本的にリアルタイム配信のみでアーカイブはありません。

またウェビナー内では、SEOに関する質問も同時に受け付けており、皆さまが日ごろの業務の中で抱く疑問に回答させて頂いております。

最近では2020年12月上旬に開催しました。多くのSEO担当者に視聴いただき、大変好評でした。

ウェビナーの情報は以下の弊社Twitterアカウント(@principle_c)で随時お知らせしています。もしよろしければフォローいただければ幸いです。

まずはできることからやる

SEOコンサルタントというお仕事をさせていただく中で、施策実施にあたり最も重要なことは、まずはあまり難しく考えず「できそうなことからやる」ことではないかと私は考えています。

「ゴリゴリにコードを書かなければテクニカルSEOを実施することはできないのか?」という質問をたまに受けることがあります。

結論からいうと、コードが書けなくても取り組める施策は多くあります。

コード不要な施策も多い

「テクニカル」という言葉を聞くと、技術畑出身でない方々はつい難しそうに感じることがあるかもしれません。しかし、例えば上述した「Titleタグルール設定による重複コンテンツの解消」などに関しては、CMSの管理画面上で設定することが多々あります。

その場合に必要なのはコーディング力ではありません。基本的なCMSの機能に関する知識と、適切な語句の組み合わせを見つける力があればOKです。

自分でコードを書く必要がない場合も

また大規模なサイトを運営されている企業様の場合、”施策を立案する部門” と “実装を行う技術部門” とが分かれている場合も多いです。

その場合だと立案部門は、実装部門に対し「何をどのように実装するか」をわかりやすく伝えるだけで十分です。つまりコードを書く必要はありません。

このようにコードが書けなくてもテクニカルSEOを実施することは可能です。まずは「できそうなことからやる」でノウハウを貯めていってはいかがでしょうか。

(とはいえ施策実施に当たり「サイトがどのように動き、どこを変えればどこに影響するか」など、サイトの基本的な仕組み・仕様を知っておいて損はありませんが)

最後に

この記事では、そもそもテクニカルSEOとは何なのかを解説した上で、テクニカルSEO実施の際に重要な2つの習慣をご紹介しました

「自身でテクニカルSEOを実施する」という前提の内容でしたが、網羅的にテクニカルSEOを行いたい場合はコンサルタントを利用するという手もあります。

弊社プリンシプルはデータドリブンなマーケティング、そして、テクニカルSEOを得意領域としています。皆さまのサイトに流入するユーザーの検索意図の分析やキーワード選定をデータを元に行い、テクニカルSEOとともに施策を提案させて頂きます。

「サイトが現状どのような状態にあるのか分からない」などのお悩みがありましたら、サイトの無料診断や提案等も行っておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい

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安部かずひろ

明治大学卒。プリンシプル以前は主にCRO領域でサイト改善/グロスハックに従事。ゴール(CV地点)から逆算し、「ユーザーにCVさせるクエリは何か」を主眼にSEOを提案する。

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