SEO


2016.7.8

タイトル・ディスクリプション文字数が変動中。ランクブレインがSEOにもたらすものとは

アイキャッチ


5月中旬、Google の検索結果の仕様に1つの変更が加えられました。みなさんお気づきでしたでしょうか?

それまで、基本横幅500ピクセル だったものが、600ピクセルの横幅で表示されるようになっています。

画像①

(過去のキャプチャがないため、画像はこちらより参照させていただいています。)

「モバイルと共通のUXを提供する」という趣旨の基、Google 検索結果でリスティング広告が右カラムに表示されなくなりましたが、それに伴い自然検索部分の横幅が広げられた形になります。

Googleのジョン・ミューラー氏も、この変更は「テスト」でありユーザーの行動シグナルをもとにまた変わることもある、という趣旨の発言をしていますが、2か月弱この形が継続しているようなのでおそらく当面はこの仕様が継続するのではないでしょうか。

本ニュースは米主要SEOメディアで取り上げられ、日本でも話題になりましたが、最近ディスクリプションの「行数」についてもテストが行われているようです。

meta description の行数変更をテスト中?

ここ数日、検索結果のディスクリプションにおいて、5行もの長さをとって表示されるケースを目にするようになりました。
実際、5行のディスクリプション が表示されているケースを見てみましょう。

画像②

Googleはこれまでも、検索結果に表示されるタイトルやディスクリプションを、ユーザーの検索意図に合わせる形で本文中から抜粋して表示するような仕様でした。
それが、極端に単語数が多く、抜粋箇所が複数の文章にわたるような検索クエリにおいては、最大5行まで検索結果に表示されるようになっているようです。

そもそものディスクリプション表示文字数/行数について

通常の検索において、検索結果に表示されるメタディスクリプションは、半角240文字程度となっています。これは、検索結果の横幅が500ピクセル だった時代に、日本語でちょうど3行に収まる文字数でした。

それが、5月の仕様変更で600ピクセルとなったことにより、検索結果に表示されるディスクリプションはこんな感じになっています。

画像③

相変わらず(おおよそ)半角240文字を超えた部分については、「…」で省略されていますが、その省略が3行目の前半~半ば で実施されてしまっていて、尻切れ感が強くなってしまっています。

おそらく、検索結果のディスクリプションとしてデータベースから引っ張ってくる文字数については仕様変更がまだ行われておらず、検索結果のデザイン面のfix が実現されてから、データ取得側の仕様変更へと踏み切るのではないか、などと想像しています。

meta description の5行表記はどういう時に起こる?

ディスクリプションの5行表記は、通常の「半角240文字程度」でカバーできない検索意図がクエリに含まれている場合に起こるようです。
例えば、以下のような検索の場合はこうなります。

・検索クエリ:
「ユーザーが遷移先のサイトでどの程度の時間滞在したかを推定し、機械学習で分析することで検索結果にフィードバックしているというのが『Long Click 比率』という考え方」

画像④

・上記検索クエリに「ソーシャルシグナル」という単語を追加した場合

画像⑤

通常の1語~3語程度の検索クエリではこの仕様が適用されるケースはあまり無いことが予測されるため、実際のメタディスクリプション運用に対して、今回の仕様を加味する必要性はあまり無いかもしれませんが、本仕様について留意する必要はありそうです。

ランクブレイン:機械学習(ML)・深層学習(DL)により変わるSEOの世界

Googleのランクブレインでは、検索結果での相対CTRなど、ユーザーの検索行動における満足度を目的変数とした機械学習による検索結果の改善を実施しており、タイトル・ディスクリプションなど「CTR」に着目した施策の重要度が増しています。

・相対CTRなどランクブレインで見られている項目はこちら
・弊社SEOツール「Paddle SEO」で、検索結果でのCTRの分析ができます!

検索エンジンの未来は?

Googleは近年、TensorFlow やword2vec といった、Googleのコアとなる仕組みを少しずつオープンソース化することで、このAIの世界を推し進めようとしているように見受けられます。

ランクブレインをはじめとする機械学習アルゴリズムにより、Googleは「search engine=検索エンジン」から、siri/コルタナ と同様、ユーザーの要望に応える「answering engine 」へと進化してきており、「AI」というくくりで語られる時代も近いように思います。

今後は、「検索キーワードと検索エンジン仕様に対する最適化」ではなく、「ユーザーのAIへの要望と、AIの仕様に対する最適化」という視点で施策を考える必要が出てくるかもしれません。

そうなると、SEOではなく、「AIO(Artificial Inteligence Optimization)」や「AEO(Answering Engine Optimization)」とかあるいは「GTO(Google Traffic Optimization)」とか呼ばれるようになるのでしょうか。


中村研太

中村研太

2008年京都大学理学部卒業。医療系人材サービス会社にてWebプロデューサーを担当。Adidas Japanを始めとする多数の大規模サイトにおいてSEOを成功させ、クライアントの収益向上に貢献。2013年よりプリンシプル社に参画。


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