YouTubeショート動画は、最大60秒までの動画で構成され、日本では2021年7月よりサービスが開始されました。
加えて、2023年2月からYouTubeショートでの収益化が可能となった結果、多くのクリエイターがショート動画での投稿を行い、今では全世界の再生回数は1日300億回を超える巨大プラットフォームとなっています。

本記事では、2023年12月に発表されたGoogle動画キャンペーンのアップデートと共にYouTubeショート動画の特長から他プラットフォームと比較した際の実際の事例などを詳しく解説していきます。

YouTubeショート動画広告とは?

YouTubeショート動画とは、ショートフィード面のショート動画の合間に表示されるスキップ可能な動画を指します。
他のプラットフォームでは、Instagramリール、LINE VOOM、TikTokなどの縦型ショート動画などが同様に挙げられます。
以下YouTubeショート動画広告の特長になります。

  • 10~60 秒の動画広告(VRCでは6秒にも対応)
  • オーガニックのショート動画の間に表示
  • ユーザーは広告動画の途中いつでもスキップ可能
  • 上にスワイプするまでループし続ける
  • 下にスワイプすると再表示される

動画リーチキャンペーンのアップデート(2023年12月)

これまで、YouTubeショート面へ広告の配信をしたい場合でも、ショート面単体で配信設定をすることが出来ず、以下3つの方法で配信をする必要がありました。

  • コンバージョン促進「動画アクション キャンペーン」
  • モバイルアプリのユーザー獲得、プロモーションを目的とした「アプリ キャンペーン」
  • 「P-MAXキャンペーン」

2023年12月のアップデートにより、インストリーム広告(バンパー広告・スキップ可能)に加えて、インフィード広告や YouTube ショート広告面への配信や、YouTubeショート面のみのような配信面を絞っての配信が可能となりました。

※配信面を指定しての広告配信を行う場合、キャンペーン目的「ブランド認知度と比較検討」を選択→キャンペーンのサブタイプ「動画のリーチ」を選択→目標を「効率的なリーチ」に選択することで使用可能。(事前にVRC 2.0ホワイトリストの承認が必要)


他プラットフォームと比較から分かるYouTubeショート動画広告の特長

ここからは実際に様々な媒体で動画広告を運用する私が個人的に感じたYouTubeショート動画広告の特長を2点ご紹介します。

①CPMが低い

他媒体と比較した際のYouTubeショートの特長としては、CPMが低いことが挙げられます。一例としてTik Tokと比較をすると、2.5分の1程度のCPMで配信をすることが出来ています。
もちろん、一概に「YouTubeショート広告は他媒体と比較すると、CPMが安く配信できる」というわけではありませんが、、国内で約7,000万人のアクティブユーザー数を誇るYouTubeだからこそ、広いユーザー層へ効率良くリーチができる特長があります。

②細かいオーディエンス設定が可能

YouTubeショートに限ったことではなく、Googleのターゲティングの柔軟性に繋がりますが、ショート面へ配信する際にも自社に適したユーザーを細かく定義して、配信することによって、効率良く配信ができます。
※一方でYouTubeショート面へ配信を絞り、かつオーディエンスも絞りすぎてしまうと、配信ボリュームがシュリンクしてしまう可能性もあるため、初動は広めのオーディエンス設定を行い、配信状況に応じて最適なアクションを取ると良いでしょう。

媒体別配信数値

※上図はターゲティングや配信ボリュームによって成果の変動があるため、参考数値になります

YouTubeショート動画広告の成功Tips

YouTubeのショート動画広告の成果を最大化させる上で重要なポイントとして以下4点が挙げられます。

  1. 効果的な動画広告の ABCDを意識した動画を作成する
  2. Attention(注目を集める)、Branding(ブランディング)、Connection(つながり)、Direction(行動を促す) の要素を意識し、効果的な YouTube 動画広告を制作します。
    参考:https://www.youtube.com/ads/abcds-of-effective-video-ads/

  3. セーフティーゾーンを考慮した動画になっているか
  4. セーフティーゾーンに文字が被ってしまうと動画が見にくくなったり、CTAボタン等が押しづらくなってしまい、ユーザーの離脱に繋がりかねないため、媒体推奨のセーフティーゾーンに合わせた動画を制作します。(YouTubeでは上部10%と下部25%は空けるようにする。)

  5. スマホに最適化したランディングページを用意しているか
  6. YouTubeショートのような縦型動画を視聴する際は基本的にはスマホで閲覧しているケースがほとんどなため、ランディングしたページもモバイルフレンドリーなページを用意することが重要です。

  7. 静止画付き動画
  8. 下記グラフを参照すると、「静止画付き動画」と「静止画なし動画」を比較した際、想起段階で静止画付き動画の方が想起に寄与していることが分かります。特にメッセージ想起では静止画あり・なしで最も寄与度に差が出ています。

    参照:Dynamic logic marketNorms

まとめ

今回はYouTubeショート動画広告の特長やYou Tubeショート動画の成果を最大化するポイントについて解説しました。
実際私がお客様とお話をした際、「動画広告はどちらかというと認知よりの施策で、なかなか獲得に繋がらないのでは?」「動画広告をトライしてみたいが、動画を作成するのにコストがかかり、費用対効果が見込めないのでは?」といった内容を耳にすることが多いです。

商材、業界によって最適な配信手法は異なることが前提となりますが、私が運用するアカウントでは、実際に動画アセットの方が静止画アセットより成果が良い事例が多数ありました。
また、動画の作成に関して、昨今では、動画生成AIツールや、Googleでもアセットライブラリから簡単に動画を作成できるようになったりと、動画作成に対するハードルは下がってきていると感じています。

YouTubeショート含め、今後も動画広告市場は大幅に伸びていくと予想され、2026年には現在の倍近くである、1兆2,451億円に達する見込みとなっています。
今後動画広告に取り組んでみたいものの、なにから始めればいいか分からない、といったお悩みがあれば是非弊社へご相談ください。

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篠澤弘基

広告コンサルタント。月間予算1億を超えるアカウントの運用実績があり、フルファネルの広告プラン策定・運用・PDCA伴走の経験を持つ。
広告運用だけでなく上流の戦略立案(売上計画や人材配置策定など)で一気通貫の支援を経験。

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