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2016.3.30

日本初のクラウド型広告文作成ツール「Paddle TD」の誕生秘話

開発秘話


いよいよ2016年3月31日に、日本初のクラウド型広告文作成ツール「Paddle TD」がリリースされます。
2015年10月から、実際に自社のアカウントやモニタークライアントの運用の中で活用し好感触を掴んできただけに、今回のサービスリリースは私自身大変楽しみにしています。
今までの経緯や秘話などを、ぜひここで紹介したいと思います。

構想からおよそ1年あまり

株式会社プリンシプルは当初の株主がビジネス雑誌発行のプレジデント社だったこと、また、元々私がロイター通信出身だったこともあり、このネットワークを何かビジネスに活用できないだろうか、と考えていました。

2014年の終わり頃、アメリカでboostmedia.comというクラウド型広告文作成ツールが人気を博していることを知り、市場規模、そして現場のニーズなどにマッチすることから、これを当社で事業化しようと思い立ったところがスタートです。

友人でクラウドサービスを運営しているポップインサイト社の池田社長と構想を練り、年末年始にはクラウドサービスに登録している主婦の方々に試しに広告文を作ってもらい、実際に入稿してみるところから商品作りが始まりました。

広告文を作る「創造性」が足りない!

リスティング広告運用で重要な要素はいくつかありますが、CTR(クリックスルーレート)が品質スコアにも大きく影響を与えるポイントであることは明らかでした。

実際に私も、日本を代表するアパレル企業のTD開発にあたった経験がありますが、アパレル業界の知識がない、四季にまつわる気の利いた言葉が出ない、値段軸・目的軸・素材軸など色々な切り口のキャッチコピーが思い浮かばないなど、大変苦労しました。

また、社内でブレストを行うことで軸を増やそうとしたのですが、皆が日常業務でバタバタする中、やればよいのはわかっていながら継続的に時間を取ることはできませんでした。
このような広告運用担当者の課題を解決する商品を目指したわけです。

多すぎた提案数

実際にプロトタイプができ、オンライン上の主婦20名ほどに参加いただき、広告文を作ってもらいました。
その際に出てきたのが「提案数が多い」「質が低いから選ぶのに時間がかかる」「これといったものがない」という問題でした。

気軽に空いた時間で作れる分、提案数が非常に多くなる傾向にあり、なおかつキャッチコピー作成の訓練などを受けていない主婦の方には難しかったと言わざるを得ません。
実際に1つの募集に対して20~30件ほどの提案があり、件数の多さはうれしかったのですが、内容面は相当ばらつきがあったため、選ぶことに時間がかかるわりに、クオリティはあまり高くありませんでした。

そこで一気に人数を減らして、今までのメディア業界でのネットワークを活かし、プロ・セミプロのライターに絞ろうということになったのです。

世の中のクラウドマッチングサイトとの差別化

たしかに広告文作りは、「お仕事マッチングサイト」でライターを探したり、自社でライターを雇ったりすれば、プロに書いてもらえるでしょう。

ただ「Paddle TD」には、下記3点において特徴があるといえます。

  • 1.すでに弊社が選別したクオリティの高いライター陣
  • 2.数十名のライターが提案することで、テイストの偏りをなくし創造性の限界を超えられる
  • 3.広告文作成から選定、入稿、評価までがすべて自動化

特に3については、自社のAPIでつながれた自社アカウントから広告グループを選んで募集、広告文を採用すれば自動入稿、さらにA/Bテストのパフォーマンスを自動でレポートする機能をつけました。この一連の流れを、高いクオリティを保ちながら一気通貫でできるようになったのです。

これこそが「クラウドソーシングのお仕事マッチングサイトでライターを募集して、その後、手間を掛けて入稿する」といった作業を、自力でやることとの差別化になります。

テストで掴んだ好感触

実際にテストをしてみると、多くのクライアントで改善効果が見られました。
特に大型アカウントで行った際には、クオリティの高い広告文によってCTRとCVRが同時に改善され、CTRが1.5倍になったことで、1ヶ月で2000万円近い売上アップに貢献する事例も出てきました。

担当者も質の高い広告文を提案してもらうコツを掴み、最大限活用できるようになってきました。

もちろんすべてのケースで結果につながるわけではありませんが、広告文のクオリティ自体が上がることでクライアントにも喜んでもらうことができました。

paddletd事例

いよいよリリース

そして、いよいよ1年以上の歳月をかけ、プロダクトの設計、テスト、モニターでトライをしたうえでのリリースを迎えました。

社内でも部門をまたがり、リスティングコンサルタント10名以上にも随時協力いただき、この商品の導入が売上アップや問い合わせアップにつながる実績をつみあげて、自信を持ってのリリースとなります。

ぜひ、プロのライターの素晴らしいキャッチコピーで、ブランディングや売上アップに結び付けてください!

クラウド型広告文作成ツールPaddle TD

https://www.principle-c.com/lp-paddle/td.php


楠山健一郎

楠山健一郎

1996年国際基督教大学(ICU)卒業。シャープ株式会社で海外営業を経た後、2000年に当時まだ40名以下のベンチャー企業サイバーエージェントに入社、2001年トムソン・ロイターグループに入社し、「ロイターco.jp」をロイターのオンライン戦略の貴重な事業として急成長させる。株式会社オークファンの執行役員事業統括を勤めた後、株式会社プリンシプル社を設立。


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