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2017.2.22

【拡大テキスト広告対応】YahooキャンペーンエディターでGoogle AdWordsのデータを入稿する方法

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はじめに

Yahoo!スポンサードサーチ(以下、YahooSS)が「拡大テキスト広告」に対応しました。これで、Google AdWords(以下、AdWords)の「拡張テキスト広告」を文字数調整することなくそのまま転用することができるようになり、入稿作業が一段と楽になりました。

既に各々で効率良い入稿方法を実践しているとは思いますが、改めてその入稿プロセスを見直してみると意外なところで非効率な作業が発生している可能性があります。今回は初心に返り、改めて入稿プロセスを文字起こししてみました。

使用するソフトウェア

・Google AdWords Editor(以下、AdWords Editor)※バージョン 11.7.0
・Yahoo! キャンペーンエディター(以下、キャンペーンエディター)※Ver. 7.6.0
・Microsoft Office 2016 Excel(以下、Excel)

入稿手順

1)AdWords EditorでCSVをエクスポート
2)ExcelでCSVを加工
3)キャンペーンエディターでCSVをインポート、入稿

1)AdWords EditorでCSVファイルを生成

AdWords Editorを開き、転用する広告を全選択します。

画像1

画像1

画像1のように反転した状態で
アカウント(A)>エクスポート(X)>選択のビューをエクスポート(V)…
の順にクリックします。

その後、任意のフォルダにCSVファイルをダウンロードします。

2)ExcelでCSVを加工

※Excel VBAは不使用

1でダウンロードしたCSVファイルをそのままキャンペーンエディターでインポートすると、何点かエラーが出てしまいます。そこでCSVファイルの加工が必要となります。

1でダウンロードしたCSVファイルをそのまま加工しても良いのですが、加工の途中で何かミスしてしまい最初からやり直したい、というケースに備えて、ファイルを別名コピーして加工することをおすすめします。

2−1) 広告名の作成

各広告ごとに、YahooSSには”広告名”という項目が存在しますが、AdWordsには存在しません。
そこでまずは広告名の項目を新たに作成する必要があります。

画像2

画像2

方法は色々ありますが、筆者が加工する方法としてはセルC1の「Labels」を「Ad Name」(※「広告名」でも可)とし、広告グループ名に対して「_A」「_1」といったような任意の英数字を振っています。

▼ワンポイント~転用する広告グループの数が多い場合

数多くの広告グループに対して1つ1つ採番していくと非常に時間がかかってしまいますので、
エクセルのオートフィル機能を使用しています。

1例として、1広告グループに3パターンの広告を入れている場合を想定します。

画像3

画像3

画像3のように「Ad Group」のみを全ての行切り出した別シートを用意し、隣に「Ad Name」という列を設けます。
B2セルに「=A2&”★”」と入力すると、左隣のセルに対して任意の英数字(※★)を振ることができます。画像3では「=A2&”_A”」としています。
B3セルは「=A2&”_B”」、B4セルは「=A2&”_C”」とすることで、3パターン分の広告名を用意します。
B2~B4セルを選択したとき、選択範囲の右下に小さく表示される■マークをダブルクリックすると、画像4のように各広告グループで3パターン分を自動採番することができます。

画像4

画像5

この採番した「Ad Name」をコピーし、インポート用CSVの「Ad Name」列に”値貼り付け”します。※画像5
※そのまま貼り付けしてしまうと、計算式のまま挿入されてしまい、インポート時にエラーが発生してしまいます。

2−2)最終リンク先URLの設定

注意が必要なのは、Webサイトの分析にGoogle Analytics(以下、GA)を使用している場合です。
AdWordsはGAと連携することでパラメータを付与することなく広告だと判別することができますが、YahooSSの場合はこのままだと自然検索と判別されてしまいます。
そこで下記のように振ることで、広告(メディア:cpc、キャンペーン:cam1701)であるとGA上で判別することができます。

▼パラメータ付与例
https://www.principle-c.com/column/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=cam1701
※「?」以降がパラメータ

以上がCSV加工において必須となる設定項目です。ここからは確認項目となります。

2−3)キャンペーン名と広告グループの確認

AdWordsとYahooSSのキャンペーンと広告グループを全て一致させている場合は問題ありませんが、別名で運用している場合はA列とB列をYahooSS用にリネームする必要があります。

一方の媒体のみキャンペーン・広告グループの中に半角スペースが存在したり、英数字が半角全角である場合も、別キャンペーン・広告グループと認識されてしまうのでご注意ください。

2−4)タイトルの確認

AdWordsで使用できる記号の中には、YahooSSで使用できない記号が存在します。
それらの記号について削除、または置換(※該当セルを選択し、ショートカットキーCtrl+H)する必要があります。

2−5)不要項目の削除

J列目より右のセルはインポートの必要があるもの以外全て削除します。

—参考URL

▼AdWords 広告掲載のポリシーヘルプ 広告ポリシーのリスト
編集基準と表現

▼Yahoo!JAPAN マーケティングソリューションヘルプ ガイドライン
使用可能な記号種別(PC・スマートフォン・タブレット)
括弧の使用例

3)キャンペーンエディターでCSVをインポート、入稿

2で加工したCSVをキャンペーンエディターにインポートします。

画像6

ⅰ インポートをクリックします。
ⅱ 「ファイルを選択」をクリックし、該当のCSVファイルを選択します。
ⅲ 該当のアカウントを選択します。
ⅳ プレビューをクリックします。

プレビュー画面で必要項目があることを確認した後、
データのインポート>実行
とクリックすることで入稿準備が整います。

—ワンポイント~AdWordsのみ入稿しているキャンペーン・広告グループをインポートした場合

新たなキャンペーン・広告グループをインポートした場合は下記の項目でエラーメッセージが発生しますので、
適時修正が必要となります。

▼キャンペーン エラー項目
「開始日」「キャンペーン予算(日額)」「広告掲載方式の指定」

▼広告グループ
「広告グループ入札単価」

入稿項目にミスがないかチェックが完了したら「データのアップロード」をクリックし、入稿してください。

以上がAdWords→YahooSSへの入稿の流れとなります。

まとめ

広告の入稿作業はいかに効率良く作業を完了させるかによってかかる時間が大きく変わります。
緊急ではなく、重要な事項(弊社では第2領域と呼んでいます)へ時間を注ぐためにも、入稿作業は素早く終わらせたいものですね。

リスティング広告でお困りのことがありましたら、是非プリンシプルまでご相談ください。


山本和法

山本和法

2014年弘前大学理工学部卒業。大手EC構築ベンダーにてECサイトディレクション、リスティング広告運用、Googleアナリティクス導入支援及び分析コンサルティングを行う。2016年よりプリンシプル社に参画。


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