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2016.9.5

セミナー遅刻者ハンドリング法

20160905_miyazaki


こんにちは。プリンシプルでセールス&マーケを担当している宮崎です。

プリンシプルという会社は、クライアント企業のマーケティング活動を支援しています。
と同時に、プリンシプル社自体もマーケティング活動をしています。僕が担当しているのは主に後者です。

このブログでは、僕が、自社のセールス&マーケ担当者として気づいたことや学んだことで皆さんに喜んでもらえそうなことを共有していこうと思います。

第一回のテーマは「セミナー遅刻者ハンドリング法」です。

B2B商材のマーケティングにはセミナー

プリンシプルのようなB2B商材を扱う企業にとって「セミナー」は見込み客獲得の有効な手段です。既に多くのB2B企業がセミナーを開催しているので、この点に関しては異論はないでしょう。

ではセミナー参加者に満足してもらうには主催者は何を提供すべきでしょうか?

まず思いつくのは良いコンテンツです。当たり前ですね。

ただ「コンテンツ作り」に集中し過ぎてしまい、忘れがちなのは「良い体験」を提供することだと思います。

体験というのは、そのセミナーのことを認知し、申し込みを済ませ、実際に参加し、場合によっては後日主催者とコミュニケーションをとる「一連の体験」のことを意味しています。

僕は、この体験の中で改善余地が大きいのは「遅刻者のハンドリング」だと思っています。

遅刻は定刻者にとって迷惑

遅刻者は、遅刻しなかった人(ここでは定刻者と呼びます)にとって迷惑です。

よく見るのが、遅刻者が定刻者の「視界を遮って」席につく場面。
あるいは、遅刻者が定刻者に「席を引いてもらって割り込む」場面。

どちらもセミナー内容に注意を向けている定刻者の気を散らす行為です。

遅刻者自身が、セミナー内容の一部を聞き漏らすのは、自業自得なのでしょうがないですが、定刻者の体験を害することは避けるべきだと思います。

この問題はどうしたら解決できるのでしょうか?

まず、原因を考察し、次に具体的な対策をあげます。

原因

原因その1は、空席が前方に集中することです。

人は最前列を避けて着席する傾向があります。定刻者は後方から席を埋めるので、前方が空席となります。すると必然的に、遅刻者は前方の席に座ることになり、定刻者の視界を遮ります。

原因その2は、三人がけの机の場合、真ん中席が空くことです。人は他人と距離を保ちたがる習性があります。

三人がけの机で右端が埋まっていたら、次の人は距離をとって左端に座り、真ん中が空きます。すると必然的に、遅刻者は真ん中の席に座ることになり、定刻者に対して「すみません…」と声をかけ、席を引いてもらうことになります。定刻者の集中が途切れます。

1)空席が前方に集中すること。
2)三人がけの机で真ん中が空くこと。

この二点をどうやったら解決できるでしょうか?

対策

対策その1は、セミナー会場の後方の席を「遅刻者専用」とし、そのように書いた紙を席に置いておくことです。こうすることで、後方に空席の塊が生まれます。

そして開演後、紙を外し、遅刻者をそこへ誘導するのです。遅刻者専用席は会場後方にあるので、定刻者の視界を遮る心配がありません。

ただし、この対策をとると、定刻者の中に最前列に座らざるをえない人が出ます。最後列が遅刻者専用となっているので、そのしわ寄せが定刻者へ及ぶのです。

先ほど言ったように、人には最前列を避ける傾向があるにもかかわらず最前列に座ってもらうのは、主催者としては心苦しいかもしれません。

でも、その心苦しさは緩和可能なんです。

プレゼンターが、開演前に、こうアナウンスしましょう。
「遅刻者が、みなさんの視界を遮らないように最後列を遅刻者専用席としています。ご了承ください」と。

遅刻者専用シートの意図がわかると、定刻者は「私が最前列に座るのには理由があるのだ」、と納得感を持って最前列に座ることができます。こう考えてもらえるように仕向けるのは一種のサービスだと思います。

遅刻者専用シート&会場アナウンスは実際に試したことがあり、問題は何も生じませんでした。

対策その2は、三人がけを想定してプランニングしないことです。そもそも三人がけの机に三人座ると荷物はどこに置くの?という問題も生じます。

詰め込み過ぎは止めましょう。

効果

以上の対策をとると、遅刻者が定刻者の視界を遮ることがなくなり、定刻者はセミナー内容に集中し、体験の質が上がります。

また、遅刻者自身も、へんな言い方ですが、堂々と遅刻できるので体験の質が上がります。定刻者の視界を遮って席につくのは遅刻者にとってもストレスですから。

副次的効果として、プレゼンターがリラックスできるということがあります。先ほど、遅刻者専用シートの意図を説明することを推奨しました。この様にプレゼン前に声を出し、会場とコミュニケーションを取ることは、プレゼンターの緊張をほぐします。

* * *

この記事では、遅刻は必ず発生するということを前提に、セミナー参加者の体験をより良くするための策を考えてみました。

今後も、プリンシプル社のセールス&マーケ担当者として学んだことを皆さんと共有していこうを思っています。

ご期待ください。


宮崎洋史

宮崎洋史

1995年よりソニーで営業、マーケティングを担当。2007年から米国系クリエイター専門人材会社のマーケティングを担当。2014年からGoogle Sales Masterclass、Business Coachingのトレイナー兼コーチ。
2016年よりプリンシプル社に参画


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