Looker Studioとは?
「Looker Studio」は、Googleが提供する無料のBIツールです。Googleアナリティクス、Google Search Console、Google広告、BigQueryなどのデータを視覚化することができます。
以前は「Googleデータポータル」という名前で提供されていましたが、2022年10月11日から「Looker Studio」という名前に変更されました。
Looker Studioの特徴
1.コネクタの種類が豊富
Looker Studioはコネクタの種類が豊富で、主要なデータソース(Google Analytics、Google Ads、BigQuery、MySQLなど)に簡単に接続できます。
また、「データの統合」を利用することで、複数種類のデータを跨いで分析することが可能です。例えば、Googleアナリティクスからのデータと、Google広告からのデータを統合することで、広告の効果測定やROIの算出ができます。
2.データの認証情報の埋め込みが可能
Looker Studioでは、データソースの認証情報を埋め込むことができます。データソースへのアクセス権限を持たないユーザーでもレポートを利用できるようにする機能です。
もちろん、閲覧者の認証情報を利用して、閲覧者ごとにアクセス権限を制御することもできます。
3. UIがシンプルで使いやすい
Looker Studioは、ドラッグ&ドロップでの操作が基本のため、初心者でも簡単に操作できます。ユーザーは、グラフや表を自由に配置でき、データの視覚化や分析を行いやすくなっています。
さらに、Looker Studioは、レイアウトの調整がPowerPointのように簡単にできます。ユーザーは、ビジュアル要素を自由に編集し、グラフの種類や色、文字のフォントやサイズなどを調整することができます。
4.簡単な計算フィールドの作成が可能
Looker Studioでは、取り込んだデータから新たな指標を作成することができます。
例えば、CVRを求めるには、「コンバージョン」を「セッション」で割る式を作成し、それを計算フィールドに登録するだけです。
また、様々な数学関数、文字列関数、日付関数などが用意されています。
SUMやAVGを使ってデータの合計値や平均値を計算したり、DATE関数を使って日付データを整形したりすることができます。また、IFやCASE文を使って条件分岐を行い、データの分類や集計を行うことも可能です。
詳しくはLooker Studioの関数リストをご参照ください。
5.レポートの共有が簡単
Looker Studioでは、レポートの共有が簡単です。
レポートを作成したら、メールアドレスを入力して共有ボタンをクリックするだけで、相手に編集権限または閲覧権限を与えることができます。
さらに、レポートをPDF形式でメールで定期的に配信することも可能です。この機能を使うと、レポートの共有相手がLooker Studioを使っていない場合でも、メールで簡単にレポートを共有できます。
まとめ
「Looker Studio」は、Googleが提供する無料のBIツールで、シンプルで使いやすいUIが特徴です。コネクタが豊富で、特にGoogle系のデータへの親和性が高く、かつ複数のデータを跨いだ分析が可能です。さらにデータソースの認証情報を埋め込むことができ、データへ直接権限を持ってない方へ簡単にレポートの共有ができます。
無料ツールなので、興味のある方はぜひ試してみてください!