海外マーケティング


2016.10.27

あなたにあった広告代理店の探し方inアメリカ

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今週はアメリカでのマーケティング支援会社、広告代理店の見つけ方について、現地マーケターの意見を踏まえご紹介します。

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画像出所:http://www.adweek.com/adfreak/infographic-crazy-personalities-5-archetypal-agency-people-162894

1:全米に1万社以上ある広告代理店

アメリカには1万2000社以上の広告代理店、マーケティング支援会社があり、全米各地に広がっているといわれています。地理的にみると、いわゆる大手といわれる代理店はニューヨーク、ロスアンゼルス、サンフランシスコ、シカゴなどの大都市に拠点を構えているそうです。またブティック型といわれる少数精鋭の代理店は、先の大都市の他にポートランド、シアトル、デンバー、サンディエゴなどの中規模都市に拠点を構えることも多いようです。

また規模別に見ても、1名で個人事業主のようにやっているところから(Micro)、1名~50名程度(Small)、50名~200名程度(Middle)、200名以上(Large)などと様々に分かれています。

いわゆる世界的ビッグ4(+1)といわれる下記広告代理点は当然Largeに属します。

世界のビッグエージェンシー
1位WPP(イギリス) 売上高は2兆3000憶円
2位オムニコム・グループ(アメリカ) 売上高は1兆9000憶
3位ピュブリシス・グループ(フランス) 売上高1兆2000憶
4位インターパブリック・グループ 売上高は9000億円
5位電通 売上高7500憶円
*売上高はいずれも2015年

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画像出所http://www.startribune.com/minneapolis-ad-agency-adjusts-to-life-after-target/182625581/

2:ターゲットに応じて細かく分かれる代理店

日本は広告代理店といえばテレビかネットか交通広告、チラシなど媒体毎にカテゴリ分けをしたりしますが、アメリカでは数が多いこともあり、様々な切り口で、より自身のニーズにあった代理店を探すことが重要となります。

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画像:代理店検索サイト「Agency Spotter」検索項目

主な代理店を探す際の切り口:

  • 規模が大きい、小さい
  • 個人事業主か、法人か
  • 国際展開している、国内のみ
  • 全米か、地元か
  • 法人向けか、消費者向けか
  • デジタル系か、既存のマスメディア系か
  • 専門性か、総合系か
  • ブランディング系か、獲得系か
  • 日系企業に強い、ヒスパニック系に強い

またインターネット広告代理店(デジタルエージェンシー)と言ってもこちらも様々な切り口があります。ネット上でのブランディング、ホームページ制作、メディアサイト支援、PR広報、ソーシャル、SEO、リスティング広告、イベント、ネット動画広告…

これだけの切り口がありますので、代理店に相談すればどうにかなる、という前に、依頼する目的をしっかりと見極め、予算も決めたうえで、それにあった代理店探しをしないと決められない、というとになります。

3:近くでコミュニケーション重視か?遠くても質や価格重視か?

日本では何もかもが東京に集中している印象があります。アメリカは国土が広く、大都市も分散しています。そのよう状況下、ネットの普及により全米中の代理店から探せること、またリモートミーティングのコストが下がったこともあり、広告主は、地元に限らず、全米で良いところを探し、電話やビデオ電話、そしてメールなどで契約を交わしてプロジェクトに取り掛かる、というケースもあるそうです。

つまり「訪問をして、提案をして、最後にまた訪問して回答を聞く」という日本のやり方と大きく異なります。またアメリカの広告主は、依頼先は国境を超える場合もあり、例えば安さを追求するのであれば、インドの会社へ依頼をしたり、クリエイティビティ―、デザインなどを重視する場合、イギリスやヨーロッパの代理店に依頼するケースもあるそうです。

とは言え、やはり地元の代理店と顔を合わせながら、そして実際にプロモーションしたい商品を触ってもらいながらキャンペーンを練るメリットもたくさんあります。ですので、最初は地元の代理店と顔を合わせながら、確認しながら進めつつ、慣れてきたら、国内の他都市にある評判の良い代理店や、国外の企業に頼む、というステップを踏むのは良いことかもしれません。

4:過去の取引先と紹介は重要

これだけ代理店が多いなか、実際に依頼をしようとなったとき、最後は自分がいままでやり取りした信用できる会社、もしくは担当者に頼る、というケースが多いようです。また自分がそのような代理店と取引した経験がない場合は、知人に紹介を頼む、というケースが多いです。

その際に良く活用されるのがLinkedinです。知り合いの人が知っている、ということがビジュアルでわかりますので、その知り合いに紹介を依頼してもらう機能などが充実しています。

5:代理店探しにおいて有用なリンク

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画像出所:http://www.top50adagencies.com/

以下は広告代理店を探す際に参考になるサイトです。ランキングとしていますが、実際はその会社のHPを見て、アクセス数、SNSのいいね数、SEO上の対策などを考慮し自動的に算出しているようです。

ぜひ上記情報を活用し、あなたにあった広告代理店を探してみてください。
またプリンシプル社でもアメリカ国内でのマーケティング支援をしておりますのでぜひご興味ある方はご連絡ください。

プリンシプル海外支援ビジネス:https://www.principle-c.com/lp/campaign_outbound/


楠山健一郎

楠山健一郎

1996年国際基督教大学(ICU)卒業。シャープ株式会社で海外営業を経た後、2000年に当時まだ40名以下のベンチャー企業サイバーエージェントに入社、2001年トムソン・ロイターグループに入社し、「ロイターco.jp」をロイターのオンライン戦略の貴重な事業として急成長させる。株式会社オークファンの執行役員事業統括を勤めた後、株式会社プリンシプル社を設立。


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